ブログ・コラム

Blog・Column

オンライン学習〜小学2年生編

ここでは、小学2年生の子のオンライン学習状況を報告します。
 
ホームベースはやはりGoogle Classroomです。ここに全ての情報が集約されています。時間割や宿題の提出の場であり、先生の読み聞かせやメッセージを見たり、週に2回のクラスミーティングが開かれる場ともなっています。週に1人ずつスポットライトが当たり、その子の好きな物を紹介したり家族や思い出を紹介する場がありみんなが自由にコメントを寄せます。時間割にはハイパーリンクがあり、それに沿って勉強していきます。リアルタイムではないので、いつでもアクセスできるようになっています。
 
算数とPhonicsは反復練習が多いのですが、Reading、Writing、理科、社会は1週間かけてとりくむプロジェクトとなっています。ある1週間の例を紹介します。
 
ReadingとWritingは自分が読んだ本を誰かに紹介する手紙を書く練習をしています。読者を惹きつける書き出しに続き、自分の意見に3つ以上の根拠と具体例を添えて最後に振り返ってまとめるという書き方の練習をしています。小さい頃からこういう文章の書き方、考え方を鍛えるのだなと思います。
 
理科では木にとって動物がなぜ必要か、動物にとってなぜ木が必要かをビデオや本で学び、野外で実寸の白頭鷲の巣作りに挑戦して、最終的に学んだことをショートフィルムにまとめました。地図がテーマの週には、色んな物を置いた上にビニールシートをかぶせて立体的な地形を作り、雨を降らせて(水をかけて)滝、川、湖、海を再現しそれを元に空想の地図を作りました。翌日には自分の家の近所の地図を想像で描き、地図の書き方を動画で学んだ上で最終日は実際に近所を散歩して方角や公共施設を意識して地図を仕上げました。
 
社会では動画や本を使って色んな国の文化や地形を学んでいます。その一環として、家にあるあらゆる物の原産地を調べ、物が原料から色んな工程、輸送を経て自分の家にやってくるという過程を調べました。
 
何かのテーマに沿って自分で情報を集め、どんな表現でもいいけれどいかに説得力のあるものを生み出すかという教育方針(Project Based Learning)に沿ったオンライン学習となっています。この度のオンライン学習はアメリカの教育現場を垣間見るという意味で私にも面白い学びとなっています。