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Diversity and Inclusion多様性を受け入れる

子供達の通う学校には、多種多様な子供たち、親たちがいます。人種、言語、宗教、文化の違いの他、片親、養子、LGBT、貧困、障害など、色んな背景を持つ子供たちが同じクラスに通ってきます。子供たちがお互いを尊重し合って誰も疎外感を感じる事のないようにする為にはどんな環境を作ったらいいのか、先生と保護者たちは日々話し合いを重ねています。

我が子たちも、全く異なる文化、言語の学校に突然転校し、何が分からないかも分からないところから始まり、圧倒されることが多かったと思います。それでも楽しく学校に通い続けることができたのは、「受け入れられている」という感覚があったからだと思います。初めのうちは、日本語の通じるお友達を介してお友達の輪が広がり、今では色んな子と遊ぶようになっています。人と自分の感じ方が違うこと、立ち位置もゴールもそれぞれ違っていること、自分なりに間違いを恐れず挑戦し続けることなどを沢山の失敗をしながら学んでいます。

そんな教育環境をどうやって実現、維持しているのか、その一端を知りたくて、私も拙い英語力のままDiversity and Inclusion Groupという校内組織の話し合いに参加するようになりました。

その組織では、先生や保護者が勉強会やイベントを企画したり、ジェンダーフリーのトイレについて検討したり、様々な取り組みが活発になされています。私も、私なりの立場から、言語の壁により疎外感を感じている保護者たちのために学校内に保護者対象の英会話クラスを立ち上げることを提案し、推進力を持つ先生や保護者の方の協力により少しずつ実現に向けて動き出しています。英会話クラスでは、保護者同志が知り合う機会を提供し、英語を学び、ローカルイベントなどの情報交換の場としても機能する予定です。私自身、英語に苦労し、自分が小さくなったように感じることが多々あります。マイノリティは、まずは共感し合える同種の人たちとコミュニティを作り安心できることが大切だと思いますが、そこからもう一歩大きなコミュニティに踏み込むことがマイノリティ側にも社会側にも大切だと思います。風穴を開けて門戸を広げるにはどうすればいいか、現在進行形で体験しながら考えています。

自分と違う人や物に対して拒否感を抱くことは普通だと思います。人が多様性を受け入れるためには丁寧な教育が必要だと思いますし、それを社会の共通理解とするには弛まぬ努力が必要だと感じます。現大統領のイメージから、アメリカではその考えが失われているかのように捉えられがちですが、そんなことはありません。こちらにいる間に、どんな取り組みがあるのか、たくさん学んでみたいと思っています。

写真の千歳飴は、息子が自分の写真を使って七五三の文化をクラスメイトに紹介した時にクラス皆で作り持ち帰ったものです。親も子に負けないように挑戦しなければ。