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現地校入学 準備編

我が家の長女は10歳で、長男は7歳です(下にあと2人います)。日本では、2018年度は4年生と1年生として小学校に通っていました。渡米が決まると、日本にいる間に家探しと同時に現地校入学準備を始めました。

アメリカの公立の学校は、州ではなく、市や町などの小さな単位で学校のシステムが全く異なるので、どんな学校に行かせるかを念頭に住む場所を決める必要があります。

多くの学校は、5歳(kinder)から無料の義務教育が始まり、6歳から1年生です。ふつう、1~5(6)年生までがelementary school、6(7)~8年生はmiddle school、9~12年生はHigh schoolとなりますが、この区切りも市によって全く異なります。学校開始が9月基準の場合は、9月1日の時点での年齢が5歳ならkinder開始となります。kinderは小学校に併設されています。そして、基本的にKinderから Elementary schoolでは親が送り迎えをするかschool busを利用する必要があります。

市町によって、school bus の有無、pre Kinder(3~4歳から開始)の存在、K~8年生まで同じ学校、ELL classの充実度、日本人の先生の有無、日本人の生徒の有無、など特色が様々で、学校選びはとても悩みました。

結局、色々と考えてはみましたが、住環境を重視して家を決め、その地区でおのずと配置される小学校に決めてしまいました。K~5年生を受け入れ、9月開始、小規模なELL classがある、わりと普通の小学校です。人種でいうと、70% white、15% Asian、6% Hispanic、5% African Americanという感じです。

学校が決まるとすぐに準備開始です。3月の渡米に合わせての編入手続きです。まず、日本の小学校に英文で成績証明書と在学証明書を準備してもらい、英文で、現地校の書式に合わせた健康診断や予防接種記録を準備しました(予防接種はアメリカの基準に合わせて計画的に追加接種をしました)。また、海外子女教育振興財団のセミナーに行って現地校や在米日本語教育についての知識を集めたり、現地校の先生に渡す子供達のプロフィールを作成したり、学校生活で必要になる最低限の日常会話を子供のポケットサイズのお守りカードとして作ったり・・。私は、文化も言葉も違う学校に子供達を転入させることに対して、できる限りの準備をしてあげようと、一生懸命になっていたように思います。

渡米してからは、居住証明ができる電気やガスの請求書などの書類を追加してon-line入学手続きができましたが、事務所が家から近いこともあり、必要書類をもって直接手続きをしにいきました。それから数日経って小学校の事務の先生から、学校の案内と英語の簡単なテストがあるからこの日に来てくださいと電話連絡がありました。私も子供達もいよいよ始まる!とドキドキワクワクしていました。

次回は学校初日のレポートをします。